フォトスタジオ「ene(エネ)」とは、岡山県を拠点に活動するフォトグラファー松本紀子が撮影する家族写真を中心とした出張撮影がメインのフォトスタジオです。
私と写真の出会いは20歳の頃スペインへの短期留学中、現地で撮った写真を上手に撮りたいというのが一番のきっかけでした。
就職してから結婚し出産するまではたくさんの国を訪れましたが、毎回もう2度と来ることができないかもしれなという想いでシャッターを切りました。当時はフィルムカメラの時代でしたので、日数分のフィルム何十本と多い時は、4台のカメラを荷物に詰め込んでいました。
案の定、再訪した国は今のところスペイン以外はないのですが、仮に今後同じ土地に行けたとしても全く同じ写真を撮ることはもう不可能なのです。
なぜなら私たちは「今」を生きているからです。
2011年と2013年に長男と次男を産みました。
大きく膨らんでいくお腹もかけがえのない時間だと、セルフポートレートを撮って記録に残しました。
子供たちが生まれてからは、日々ものすごいスピードで成長し続ける彼らの写真をほんの一瞬でも見逃してはいけないと思い必死にカメラを向けました。
長男が生まれてから毎年1月2日には家族写真を撮ることに決めました。
最初は3人だった写真も2年後には4人になり、子供がどんどん大きくなる姿が記録されています。
やはり、「今」を生きているので2度と撮れない写真ばかりなのです。
その瞬間この写真は私自身の「宝物」になるのです。
その「宝物」を残すためのお手伝いが少しでもできたらいいなとフォトスタジオ「ene」を始めることにしました。
笑っていても泣いていても怒っていても喧嘩していても、きっとこの写真は「あなたの未来への贈り物」になるという願いを込めながら。
フォトグラファー松本紀子について
1975
岡山県岡山市に生まれる 岡山市内の田んぼが広がる田舎でのびのと育つ
1994
京都外国語大学でスペイン語を学ぶ。海外に目を向けるようになり、海外旅行ではコンパクトカメラを持って写真を撮りまくる
1998
一般企業に就職。年2回のペースで海外旅行に行き写真を撮りまくる。訪れた場所は14か国30都市
2000
どうせ撮るなら上手に撮りたいと一眼レフを購入し、写真教室に通い始める
2006
写真を仕事にしたいと一大決心し、ウェディングフォトグラファーとして活動を始める。
2009
「yujyuphoto」という名義で仲間とマタニティフォト専門スタジオを立ち上げる
2015
フリーランスフォトグラファーとして独立し活動をはじめる。広告・雑誌・観光サイトなど多分野での撮影。特に人物写真を得意とする。